時代が変わり整髪料にも変化が訪れ頭皮も変わった

髪サッパリ感が売りの整髪料も頭皮には良くないです

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整髪料

昔の男性が整髪するときには、椿油や鬢付け油、頭髪香油、
少し時代が下ってポマードやチックなど、100%植物油を原料として整髪料を使っていました。
今どきこんな整髪料を使っていたら「生きた化石」と笑われかねない風潮がありますが、
頭皮の角質層を補強するうえで、これらほど有効な整髪料はないと思っています。

 

その髪と頭皮の健康を守ってくれた有り難い整髪料も、昭和30年代に登場したヘアクリームによって
時代の隅に追いやらせてしまいました。
ヘアクリームは、植物脂と水を合成界面活性剤で混ぜ合わせたものです。
これが靴クリームに使われる段階ならまだよかったのですが、頭にもってきてしまったのが運の尽き。
ベトベトした感じがなく、サッパリとした感じで使用できることから人気となりました。
整髪料から脂を駆逐するきっかけをつくってしまったのです。

 

その後登場したリキッドの時代から、脂は完全にシャットアウト、まったくのゼロです。
原料は何かといえば、アクリルなどの合成樹脂。
アクリルは光沢があり、髪もピシッと決まります。
けれど一度つけると落ちにくい。そこで、最初から合成界面活性剤を入れておくわけです。
現在市場に出回っている整髪料は、ムースもジェルもヘアスプレーも
「合成樹脂+溶剤+合成界面活性剤」の範疇に入ります。
商品や形状が違うだけで、原料はまったく同じなのです。
こうなると、昔は脂で守っていたものが、今はプラスチックの膜を張り巡らして守っていることになります。
ですが、角質層を丈夫にして頭皮を毒物から守ってくれるのは脂だけです。
なので、少なくとも女性は今後、次のような工夫をして脂の補給に努めるのがいいでしょう。

 

・洗髪前にオイルローションを頭皮にもみこんでおく
・洗髪後に、頭髪香油や椿油を少量手にとって髪に伸ばしておく
・洗髪そのものをシャンプーから石けんに替える

 

男性にもポマードを見直してもらいたいです。
あずき2粒くらいを手にとって髪全体に擦り込むだけで十分です。
脂っぽさが気になるようなら、蒸しタオルで髪をもむようにふき取ればいいでしょう。
脂っけのないちょうどいいセットができます。