自然を売りにした化粧品を食品と混同しては駄目

天然成分が売りの化粧品は食品とは異なります

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化粧品は食品ではない

天然成分や自然成分を売り物にした自然化粧品の類は信用できません。
そもそも、化粧品は食品ではありません。
なので、からだの、単なる外壁でしかない角質層につける化粧品を、
生きている腸皮に吸収される食品と同等とみなすような思想にはとてもついていけないものです。
自然化粧品は60年代に流行しはじめた自然食品からの連想ゲームで生まれたのですが、
以来30数年にわたって化粧品を食品のように錯覚されることに努めてきたように思えます
自然化粧品をどうしても使いたいのであれば、 濃い牛乳をそのまま顔につけることが一番です。
牛乳は腐る?いえいえ、腐るから皮膚の役にたつのです。
ですが、食品が化粧品として役に立つのなら、クリームや化粧水などの 基礎化粧品などとっくの昔に
姿を消していたことと思います。
本当の意味での自然化粧品とは、自然物を使うということではなく、
皮膚の自然のしくみを利用する化粧品だということを忘れてはなりません。

 

 

 

医薬部外品

自然成分を使って新しいものを作り出すなど聞いたためしがありませんが、
強いて挙げるとすれば、育毛剤がそれに相当すると思います。
ですが、仮に育毛剤を使ったとしても髪の毛が生えることはほとんどありません。
育毛剤で髪の毛を生やそうと思ったら毒物を用いないかぎり不可能です。
一時、中国で話題となった育毛剤があります。

 

安息香酸という毒物を使った育毛剤です。 安息香酸は、殺菌剤や防腐剤などに使われる芳香族化合物の一種ですが、
皮膚や粘膜への刺激が強く、または体液に混じると発ガンするおそれがあることから、今はあまり使えないようになっています。
例えば、モルモットを使った生物実験では、メスで傷つけたところに体毛が密集するようなことがあります。
また、戦時中、軍用犬の毛並みをよくするために、固くて先のとがったワイヤーブラシでブラッシングをするといった方法がありました。
要するに、皮膚の表面を殺傷する刺激で新しい組織ができ、毛が生えてくるというしくみです。

 

安息香酸の場合も同じ原理に基づいていますが、大きな違いは、殺傷に用いるものがメスやワイヤーブラシではなく、
毒薬であるという点です。一時ブームになったときも、頭皮のかぶれで悩む人が大勢いました。
毒物が皮内に入るのですから、急性のアレルギー症状が現れるのは当然のことです。
つまり、育毛剤で使う血行促進剤や刺激剤とは、こういう刺激毒という特質のものです。
これらには合成薬のものと、植物から抽出したものとがあって、植物の方が人に耐性があるから安全だということはできます。